ミロが女子になってしまった理由としては
「星矢と戦ってボコボコにするから」
があったからだと考えます。
星矢といえば原作内で魔鈴さんシャイナさんと、女聖闘士との絡みが多いです。
原作初期では星矢はこの女性二人に散々痛めつけられています。
「星矢=女聖闘士にボコられる」の図は原作通りであり、原作を知っている人ほど抵抗なく受け入れられる物のように思います。
もしミロが何事もなく男性で登場して、ストーリーのまま容赦なく星矢をどつきまくってあんな生死の境まで追い込んでいたら
「ミロこえー…ていうかひでー」
とすら思ったかもしれません。
作中ではある意味サガに肩を並べるほど星矢を追い詰めたわけですし、男のままだったら下手したら
「サガより強い」な印象を持たせてしまって、サガのラスボス感を薄めてしまった可能性もあります。
サガは「星矢をもっとも苦しめる男」です。
アフロディーテが抵抗もできないまま殺されてしまった展開も、サガの強さを示すための表現でしょうし、その「苦しめる男」をミロに持っていかれてはいけなかったのだと思います。
ミロを女聖闘士にすることで、ミロの戦闘力と女聖闘士の怖さ、星矢のピンチを表現しつつ、多少マイルドに受け止められるようにしたんじゃないかなーと。
映画の尺の都合でか、氷河VSミロ戦はカットされました。
その上で主人公・星矢と闘い追い詰める役になったのは、ミロ大抜擢だったと思います。
大抜擢だったから考えて考え抜かれた結果の、女子だったと思います。
と、ここまで考えたのが「どうしてミロが女子でなくちゃいけなかったのか」のこじつけ考察でした。
とはいえ「黄金12人もいるんだから一人くらい女子にしちゃおうぜ!その方が意外性あって面白いでしょ」みたいな軽い理由が本当かも知れません。
この際、そんな理由でもいいです。
理由はどうあれ、LoSは個人的にとても楽しめる作品で、この映像、ストーリーとこのキャラ達で作り上げられたから面白かったわけです。
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